日常できる応急処置
打撲、捻挫、脱臼、肉離れ、腱の断裂・・・などは、スポーツ選手やその愛好家に限らず、私達の日常生活でもふとした瞬間に発生しやすい外傷です。受傷した場合、最終的には専門医の診察を受けることが最も大切な事ですが、受傷した場所や時間帯によってはすぐに診察を受ける事が出来ない場合があります。
もし、あなたがこれらのような外傷を受けた場合、どのような対処を行ないますか?何もしないで、救急車が来るのを待ちますか?それとも、自分で何とか処置しますか?受傷後の対処法が適切でなければ、患部を悪化させてしまったり、治癒が長引いたりする事があります。
そこで、一般的な応急処置の原則として
【RICES処置】
を紹介いたします。
・R=Rest(安静)
安静を保ち、受傷部位に負担をかけないようにします。
・I=Icing(冷却)
患部を氷や水で冷却します。患部を冷却する事により、血管を収縮させ内出血や炎症を抑制し、疼痛を軽減させます。
その方法として、
@アイスマッサージ法
氷を直接患部にあて3〜5回マッサージを行い、これを数回繰り返します。
Aアイスパック法
氷と水をビニール袋かアイスボトル(氷のう)に入れ、患部を冷却します。タオルや弾性の包帯などがあれば、それらでアイスパックを固定する。冷えすぎる場合は、直接皮膚に当たらないようにタオルで包んだり温度調節を行ないます。
Bアイスバス法
受傷部位に応じた大きさのバケツに水と氷を入れ患部を冷やします。*いずれの場合も、ピリピリした感覚が生じたら継続を止めて下さい。
・C=Compression(圧迫)
包帯や清潔なタオル等で患部を圧迫します。内出血の減少と疼痛を軽減します。
・E=Elevation(挙上)
患部を心臓よりも高く挙げます。内出血の減少や、疼痛軽減します。
・S=Stabilization(固定)
損傷部位の上下2関節以上の範囲をしっかり固定します。ただし、突き指や槌指(第一指節関節の腱の断裂や、裂離骨折)などの場合、手指を完全に伸ばしては固定せず、軽く屈曲させて固定する(副子固定)を行いましょう。
このRICES処置はあくまでも一般的な応急処置であり、治療法ではありません。決してこれで大丈夫だと、安易に自己判断はせず、専門医の診察を受けましょう。
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