慢性頭痛
 
 当院をご利用者の中で、かなりの割合で今回のテーマの頭痛でお悩みの方がいらっしゃいます。
頭痛は、脳血管疾患など急性のものを除けばほとんどが慢性型です。しかし、頭痛がするからといって安易にお薬に頼ったり闇雲にマッサージや整体などの施術を行うのは大変危険ですので少し頭痛についてお話したいと思います。

慢性頭痛は大きく2つに分類されます。

1.血管性頭痛
2.緊張性頭痛

 さらに2の緊張性頭痛は筋収縮性頭痛と筋緊張性頭痛に分けられます。

 
血管性頭痛は、いわゆる片頭痛の事で、月に数回不定期に発症する発生する拍動性の頭痛です。これは、30代の女性に多い頭痛で、原因は、ホルモンのバランスと考えられています。月経前後はエストロゲンの分泌が低下する事で、神経伝達物質のセロトニンの分泌が減少します。セロトニンは、睡眠や覚醒など大切な働きをしており、これらの影響で血管が収縮・拡張し痛みが発生するのです。

 治療法は、軽度の場合は消炎鎮痛剤を用い、中高度の場合は
トリプタン系のセロトニンを増やすお薬の投与が一般的で、この症状が出ている時には、整体やマッサージなど血流を良くするような行為は適しません。症状が出ている時は暗い部屋で安静にし、痛みのある部位を冷却すると良いでしょう。症状の出ていない時に、施術を行い体質を変えて行く事をおすすめします。。

 
筋緊張性頭痛は、精神的な因子、つまりストレスにより発生する頭痛です。ストレスの影響で、後頚部や頭部の筋肉が緊張し抹消神経系を圧迫したり、血流が悪くなることで発生します。これらのタイプでは、特に頚部に筋緊張が強く、トリガーポイントという*関連痛を誘発する筋硬結があります。それらを施術する事で頭痛が解消されます。

*関連痛:押さえると得気(ひびき)が発生し、押さえている所と別の場所に圧痛が生じます。

 
筋収縮性頭痛は、過度な労働や極端な動作により筋肉が強く収縮し抹消神経系や血管を圧迫する事により発生します。例えば事務職で、長時間猫背でPCモニターを見ていると、その姿勢によって頚部の筋肉が疲れ、頚椎から出る後頭神経を圧迫し、神経痛が発生します。これも、2と同じように筋肉を緩めて、神経の通良くすれば症状が楽になります。

 AとBは整体やマッサージが適応症ですが、アプローチをかける場所が異なります。つまり施術法が異なるので、状態を診てから行う事がいいでしょう。頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。


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