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現代予防医学では、発病には大きく分類して3つの要因が関与していると考えられています。
まず一つ目は、外部環境要因と言うリスクファクター(危険要因)で私達が日々生活している周りの環境が原因とされます。それは、大気汚染や水質汚濁等の環境汚染や日常生活におけるストレッサー(ストレス)と言うとわかりやすいと思います。これは、現代に多いアレルギー疾患にも大きく関与しているとされます。
そして二つ目は、遺伝的要因です。それは、加齢による体力の低下や、先天的な遺伝が関与しているとされます。遺伝と言うと、一般的にDNAを思い描きます。自分の両親が○○だから・・・みたいな。確かに、否定は出来ません。
2003年にヒトゲノム計画が完了して、人の持つDNAのアミノ酸構造が解明された事により、その中から全ての遺伝情報がわかるようになったためです。DNAのアミノ酸配列を調べることにより、将来どのような病気になるかがわかるそうです。ちょっと予断になってしまいましたが、でも、例えば癌の情報があるあらと言って全ての方が癌になる事ではありません。遺伝子の中には癌抑制遺伝子と言うのもあり、うまくバランスがとれているのです。
しかし、次の三つ目の要因が特に現代病には特に大きな影響を及ぼしているとされます。それは、生活習慣要因です。呼んで字のごとく、生活習慣が原因とするものです。それは、不摂生な食生活、過度の飲酒や喫煙、運動不足・・・と言ったファクターです。なんとも現代社会で生活する私達には耳が痛い言葉ばかりです。
これは事実であり、三大疾患である癌、心疾患、脳血管疾患や、糖尿病、動脈硬化などなどの生活習慣病はこの三つ目の生活習慣要因との因果関係が強いとされています。勿論、これだけではありませんが、例えば日本人の十人に一人が予備軍とされる糖尿病は、日本人はなりにくいと昔(戦前)は言われていましたが、実はなりやすい民族であるとわかっています。
それは、特に日本人を含む東洋人には倹約遺伝子と言うエネルギーを溜め込もうとする遺伝子が強く働いているためです。大昔、私たちの先祖が幾度となく切り抜けてきた飢饉から生き延びたことにより身についた能力と考えられています。車で言うとハイブリッドカーのように省エネと言うことです。戦前の日本人はなりにくい、ではなくならなかったと言う方が正しいかもしれません。
では、昔と現代では一体何が違いうと言うでしょうか。大きな違いは、食生活の変化です。簡単に言えば和食がよかったのです。現代日本では(最近は違うが)和食は貧しい食事と皆口を揃えていたように思います。タンパク質や脂質を多く含む食品(動物性食品等欧米食)は高栄養価で健康になれる、力が沸いてくる、優れている等と、イメージや数値だけで見る栄養素により私達は誤解していいるのです。
実際はどうでしょうか。日本の食卓が、高脂肪、高タンパク食にシフトしていった高度経済成長期あたりから、今の生活習慣病の前進の成人病が増加してきました。当時は、40代以降の成人に顕著に現れていた症状であったため成人の病とされていました。しかし、時代の流れで成人のみならず現代では若年層にもその危険が及んでいるのです。これらから考えても生活習慣要因、中でも食生活が大きく関係しているとご理解頂ける事でしょう。

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